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開北グループホーム 食事作りのご紹介

開北グループホームでは、日々の食事準備も役割作りや生活リハビリの一環として、できる時にできるだけお客様にも参加いただいております。野菜の皮を剥いたり調味料を混ぜたりといったことが主ですが、不定期に食事作りレクもおこなっており、このときはお客様が中心となって調理をおこなっています。今回は、4月におこなった食事作りレクについてご紹介します。

焼うどん・シュウマイ

お客様と一緒に食事作りといっても、皆さま全員が台所に立つことはなかなか難しいのが現状です。そこで「ホットプレートを使い、包丁をあまり使わないでできる料理」を職員やお客様と一緒に考え、焼うどんとシュウマイになりました。

皆さまで手分けして野菜を小さくちぎったり、大丈夫なお客様には包丁で細かく切ったりしていただきます。「何ができるの?」「一口大ってこのくらいでいいの?」「○○さん、それじゃあ一口がとっても大きいです」など、職員とお客様とで笑いながら賑やかにおこないました。

ホットプレートで切った野菜を炒め、別のホットプレートではシュウマイを蒸し焼きにしていきます。今回のシュウマイは皮を細かくして、丸めたタネにつけていく方法にしました。お客様にタネを丸めていただいたのですが、段々と大きくなり、最終的にはミニハンバーグくらいの大きさになりました。

片付けもそこそこに、出来上がったら皿に分けて出来立てを皆さまでいただきました。「お姉さん、おいしいよ」「(シュウマイのおかわり)食べたい!」など、大好評でした。
食べる防災訓練

開北では『食べる防災訓練』と称して、停電に備えてカセットコンロと炊飯袋を使った食事の用意を練習しています。これまでに、米飯を9人分炊いたり、カレーを作ったりしました。何度か練習してコツをつかんできたこともあり、今回は、普段の給食会社の献立と材料で主食・主菜・副食と1食分すべてをカセットコンロで用意してみました。

時間のかかる米飯やおかずの前に、汁物の用意をしました。お客様に「火の当番」をしていただき、あっというまにコンソメスープができました。

この日の献立は玉子料理がメインだったので、お一人ずつ炊飯袋にベーコンやカット野菜、玉子を入れていただき、それぞれで軽く袋をもんでいただきました。

副菜の煮物は、まとめて深めのフライパンで作りました。湯せんの玉子料理も、一人分ずつ上手にできており、お客様からも「袋でできるんですか?勉強になります」「ちゃんと火が通るんだね、すごいすごい」といった感想が聞かれました。
お客様のコメント
80代女性「すごいね、袋でご飯が炊けるんだ」
90代女性「(焼ウドンとシュウマイ)おいしいね、おかわりある?」
90代女性「(皿に分けるとき)これでいいかな?少ないのあるかな?」
担当者のコメント
お客様何名かに「麺料理なら何が良いですか?」と尋ねると、蕎麦やうどんというご意見が多くあがりました。「スパゲッティだと家で何を作っていましたか?」と職員が尋ねると、お客様から「お姉さんは何作る?」と聞かれ、ナポリタンかミートソース、と返すと「ナポリタン、むかし子どもに作ったことあるよ。外食でも主人と食べたことある」といった思い出話も聞かせてくださいました。
焼うどんにした経緯は、職員がパソコンで麺料理のレシピを調べていたところ、近くのお客様が画面に写る焼うどんの写真を眺め「焼うどん、おいしそうね」とおっしゃっていたのがきっかけです。普段は控えめでご自分からはあまりお話しされないお客様だったので、より印象に残りました。また、料理をしているお客様の『お母さん』の表情は、普段はなかなか見られない表情です。ついつい『大きな子ども』の職員がつまみ食いをすると、「もう少しでできるから」「おいしい?」と沢山の『お母さん』に声をかけられました。皆さまでワイワイ賑やかに、職員も一緒になって楽しくおこなえました 。

こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム沼津開北グループホーム(沼津市)
