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開北グループホーム 5月の園芸活動

開北グループホームでは、野菜を育てたり花の苗を植えたりといった園芸活動を不定期におこなっています。こうした取り組みは生活リハビリにつながり、お客様の役割・生きがい作りのきっかけになるほか、外の空気を吸い季節を感じる大切な機会となっています。今回は、5月の園芸活動についてご紹介します。

かいもの
2ユニットグループホームの開北では、各階1部ずつ新聞をとっています。お客様と一緒に毎日の日課で新聞広告をチェックしていると、ホームセンターの広告に夏野菜の苗がたくさん載っていました。一緒にご覧になっていたA様から「夏野菜はトマトとナス、それからキュウリもおいしいよね」とお話がありました。そこで早速、ホームセンターへ苗を買いに行きました。
「そっちの苗はダメだよ、大きくてもヒョロヒョロしてるでしょ。太い方がいいよ」「こっちの苗は丈夫なやつだよ。接木苗って書いてあるでしょ」など、普段は控えめなお客様がイキイキしているご様子があり、同行した職員も自然と笑顔になりました。
花の好きなお客様と一緒に可愛い花も買いました。色とりどりの花の苗を見て回り、「どれもキレイね。迷っちゃう。お姉さんが選んでくれない?」と迷いつつ、「この花小さくてもキレイね。可愛い」と、屈んで覗き込んでいたケイトウという花を選んでくださいました。
うえつけ
別の日に植え付けをおこないました。室内でおこなうことで、イスに座って安全に、多くのお客様に参加していただけました。 お客様や職員で協力しておこない、お客様同士での交流もあり、賑やかな時間になりました。
お試し&チャレンジで、小松菜やニンジンを苗でなく種をまいて育てる試みも同時にすすめています。こちらも「芽が出るといいね」とお客様と発芽を楽しみにしています。
普段は立位保持が難しいお客様が、職員の支えもありつつしっかりと立ち上がる場面もありました。 植え付け後、天気の良い日にはお客様から職員を誘ってくださっての水やりが日課になりつつあります。
お客様のコメント
80代女性「野菜作りなら任せてよ」
90代女性「どれもキレイな色だね、迷っちゃう」
90代女性「うまく育つといいね」
担当者のコメント
普段はお部屋で休んでいることが多いA様ですが、「うちは実家が農家なんだよ。野菜なら昔、育ててたから任せてよ」と前向きなお言葉をいただきました。野菜の水やりや手入れをすることで日中の活動が増え、ひいてはA様をはじめ皆様の日々の役割・生きがいになればと思います。職員も、お客様と一緒に新鮮な夏野菜を収穫できる日が今から楽しみです。

こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム沼津開北グループホーム(沼津市)
