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加島グループホーム 願いを叶えるお手伝い

富士市にあるグループホーム加島では、お一人おひとりの思いやご希望に寄り添い、それを実現できるような生活リハビリを提供させていただいております。
また日々の生活の中で、お客様自身が生きがいを感じながら安心してお過ごしいただけるよう努めております。
今回は、G様の取り組みをご紹介いたします。
皆さんのために何かしたい


取り組みを始めた当初のG様は、「皆に何かしたい」という願いをお持ちでした。「手伝えることがあれば、何でもやりますよ」と仰ってくださり、生活リハビリとして、調理やお洗濯など、日々の家事をお願いしてきました。
時には、普段お過ごしの2階から1階へ降りていただき、1階のお客様と楽しそうに会話を交わしながら、お洗濯物をたたんでくださることもあります。
また、「お世話になっている皆さんに、お料理をふるまいたい」という願いから、じゃがいもの煮っころがしをお一人で調理され、皆さまにふるまってくださったこともあります。「息子にも食べさせたい」と控えめに仰ったG様の思いを形にしたいと、県外にお住いの息子様にもご協力いただき、準備を進めてきました。
献立の相談

早速、G様と献立の相談をしました。息子様の好物をお聞きすると、「息子は何でも文句も言わず食べてくれました」と教えてくださいました。
それでは旬の食材を使いましょうということになり、チラシを見ながら
「秋と言えば栗だね」
「さつまいもご飯もいいね」
「得意な料理は煮物」
と、次々に献立が決まっていきました。
献立は、さつまいもご飯・かぼちゃの煮物・きのこたっぷりタラのホイル蒸し・お味噌汁に決定しました。
買い出し準備

食材の買い出しも、G様と一緒に出かけました。ご自身の手に取りながら、「これが美味しそうかな」と真剣なまなざしで品定めをされていました。
お料理づくりスタート

切る・剥くなどの工程は、他のお客様にもお手伝いいただきました。
G様は慣れた手つきで、どんどんとさつまいもを切ってくださいました。
また、ホイル蒸しはご自身が包んだものを召し上がれるように工夫しました。
味付けは、いよいよG様の出番です。目分量で調味料を加えていき、味見をされたG様は「うん、これでよし」と自信たっぷり。職員が味見をさせていただくと、とても美味しく、さすが煮物が得意なG様だなと感心しました。
さつまいもご飯の味付けもG様にお願いし「塩をちょっと入れるんだよ」と教えてくださいました。
さつま芋ご飯

ご飯は、G様も大満足の炊きあがりでした。
「皆に何かふるまいたい」という願いもあり、お茶碗にはG様に盛り付けていただきました。
かぼちゃの煮物は他のお客様にもお手伝いいただき、
「とってもいいにおい。早く食べたいな」
とお話しされながら、盛り付けを進めてくださいました。
すべての味付けはG様にお願いし、ホイル蒸しはそれぞれのお客様がご自身の分を包みました。
秋の味覚が満載のランチが完成し、盛り付けの最中から「早く食べたいな」「いい匂いだね」と、皆さんもワクワクが止まらない様子でした。」
親子で味わう秋のランチ
息子様と対面されたG様は、普段とは違い、お母さんの表情を見せてくださいました。
少し照れくさそうにされているお二人でしたが、お食事をしながら親子の時間を楽しんでいらっしゃる様子でした。
「自宅で一人で生活していた時と比べると、とても元気になったように感じます」と息子様からお話がありました。
その言葉を伺い、「誰かのために何かをしたい」というG様のお気持ちが、生きがいにつながっていることを改めて実感しました。
お客様のコメント
G様「お手伝いしてくれて、ありがとうございました。」
息子様「母の気持ちの寄り添ってくれて、ありがとうございました。次は結婚が決まった娘も一緒にきます。」
担当者のコメント
G様の「息子にも食べさせたい」というお話を伺い、息子様にご相談したところ、すぐに日程を調整してくださいました。今回の企画はご家族のご協力があって実現することができ、私たちも感謝の気持ちでいっぱいでした。
息子様と一緒に食事をされているお二人は、少しはにかみながらも、とても温かい時間を過ごされており、私たちも幸せな気持ちになりました。
また、息子様より「母は贅沢もせず、一生懸命仕事をしてきてくれました。だからのんびり過ごしてほしいです」というお話があり、「誰かのために」と常に考えて行動されているG様のお人柄がより深く伝わってきました。
今後も、お一人おひとりの思いに寄り添い、生きがいを感じながら日々を過ごしていただけるよう、支援してまいります。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム富士加島グループホーム(富士市)

0120-810-964


