コラム
2022.07.29

グループホームの入居に必要なものを知りたい|入所時の持ち物

グループホームの入居に必要なものを知りたい|入所時の持ち物

グループホーム入居に必要なものは、衣類や家具などの生活に必要なものだけでなく、書類もあります。こちらの記事では、当社のグループホームを例に挙げて、お持ちいただくもの・持ち込み禁止のもの・施設によっては購入やレンタルできるものについてご説明します。

グループホーム入居時の持ち物

この章ではグループホーム入居時に必要なものをご説明します。認知症の方は生活の変化が苦手になる病気です。できる限り自宅で使用していたものを持参し、リロケーションダメージ(転居などの環境の変化に伴うストレスにより、心身に弊害を与えてしまうこと)を小さくすることが望まれます。

衣類

入居に必要なものを知りたい_衣類

衣類は、普段着(上下)・肌着・靴下・タオル・上着です。上記表をもとに説明します。グループホームでは毎日洗濯している施設も多いため、洗い替えとして上下4,5着ずつあれば十分と言えます。肌着や靴下も4,5着ずつあるとよいでしょう。パジャマに着替える習慣がある方は、3着ほどあると安心です。タオルは主に入浴時に使用します。フェイスタオル5枚ほど、バスタオル3枚ほどです。上着は施設内で体温調節するための羽織るものと外出時に使用するものを1,2着ずつ持参ください。必須ではありませんが、夏の外出のために帽子もあると良いです。

季節ごとに必要な衣類は異なりますが、衣替えについては施設にお問い合わせください。施設によって1年分持ち込み可だったり、衣替えの時期に入れ替え制だったりと異なります。

食器

食器はご本人の状態に合わせて使用できる皿・コップ・箸・スプーンです。ご自宅で使っていたものを持ち込んでも構いませんが、陶器の茶碗は割れてしまうリスクがあります。また、陶器は状態の変化により、持つことが大変になる場合があります。状態に合わせて陶器からプラスチックの食器へと変更するのも良いです。

日用品

日用品はおむつ類・歯磨き用品・マスク・傷の処置があれば使用するもの等です。おむつ類はリハビリパンツやパッド、テープ式おむつです。歯磨き用品で義歯を使用している方は義歯ケースや入れ歯洗浄剤も必要です。マスクは新型コロナウイルス対策として着用をお願いしている施設も少なくありません。傷の処置に使用するものは、ガーゼやフィルムテープ等、普段使用しているものをお持ちください。

家具・その他

入居に必要なものを知りたい_家具_その他

居室には介護用ベッドが備えつけされている施設がほとんどで、それ以外の家具はない施設もあります。衣類を整理するためにプラスチック製の衣類ケースを持ち込む方が多いです。テレビがお好きな方はテレビを持ち込むこともできます。カーテンは備え付けがない施設もあり、サイズや防炎など施設から指定されたものを持参しましょう。また、男性の入居者はひげそりが必要です。カミソリでは肌を傷つける可能性があるため、電動ひげそりが安全です。

保険証類・書類・薬

保険証は健康保険証・介護保険証・介護保険負担割合証をお持ちいただきます。万が一の救急搬送時のため、コピーではなく、原本をお預かりしています。

書類は「認知症」と診断されている診療情報提供書等と施設が指定する書類があれば持参いただきます。グループホームの入居条件は認知症であることのため、「認知症」の診断が記載された診療情報提供書等が必須です。

薬は、現在処方されている飲み薬・塗り薬・貼り薬です。内服のタイミングや量を把握するため、薬と一緒にお薬手帳と薬の購入時にもらうお薬情報も必要です。

持ち込み禁止のもの

この章では一般的に持ち込み禁止のものをご紹介します。

お金や貴重品

お金や貴重品は持ち込み禁止の施設も少なくありません。ご本人がしっかりされていても、他の入居者が他者の居室と分からず居室に入ってしまうこともあります。トラブル防止のため、施設によっては、預かり金として少額のお金を預かり、外出先等で入居者が欲しいものを購入できるように対応しているところもあります。ただし、手元にお金がないことで不安感が増し、認知症症状が進行してしまうような方もいるので、ご家族と相談しながらケースバイケースで対応することもあります。

火の使用に関わるもの

ライターや線香等火の使用に関わるものは危険なため、禁止されている施設も少なくありません。ただし、たばこを吸うことは職員が見ている場合等の条件付きでできる施設もあります。

施設内で購入・レンタルできるもの

入居時の持ち物をすべてご家族が準備することは大変です。施設によっては定期的に必要なものを購入したり、レンタルしたりできることもあります。

福祉用具

入居に必要なものを知りたい_福祉用具

福祉用具とは、介護が必要な方を支援する道具で車椅子・防水シーツ・介護シューズなどがあります。グループホームでは、介護保険を利用した福祉用具レンタルは利用できないため、購入いただいたり、自費レンタルをお勧めする場合があります。福祉用具サービスも運営している介護施設の会社では、福祉用具のスタッフがお客様の状態を見て適切な製品を紹介します。そのため、ご家族が探さずに福祉用具を購入することができます。アクタガワでは福祉用具サービスがあり、同様のサービスを受けられます。また、福祉用具を使用開始後の微調整も受けられます。ぺんぎん福祉用具サービスはこちら

消耗品・日用品

消耗品や日用品はご家族が随時施設に持ち込むことが一般的ですが、施設で購入できる場合もあります。お仕事などで忙しい家族が必要なタイミングで施設まで届けることは、なかなか大変です。そのため、適宜、必要なオムツやティッシュペーパーなどの施設で購入できるサービスを扱っているところは多いです。

寝具

寝具は自宅で使用しているものを持ち込んで使用することが多いです。しかし、衛生管理の面や夏冬の布団の入れ替えなどのご家族の負担を考慮し、アクタガワではリネンのレンタル利用をお勧めしています。業者が定期的に布団やシーツの交換し、洗濯・除菌されたシーツを使用できます。

持ち物は記名をお願いします

ここまでグループホーム入居時の持ち物についてご説明しました。日用品や消耗品等はなくなり次第持って行くことが大変な方は、施設内で購入できるサービスがあることも施設選びで注目ポイントです。

グループホームは他の入居者の衣類と一緒に洗濯することが多いです。衣類を始め、記名がないとご本人のものがどれか分からなくなります。当社のグループホームでは、持ち物に記名してお持ちいただくことをお願いしています。

施設内で購入できるサービスがある施設はこちら

グループホーム_静岡

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