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開北グループホーム「食べる」防災訓練
アクタガワでは、各施設で定期的に防災訓練をおこなっています。内容は様々で、お客様と一緒におこなう避難訓練や備蓄品の確認・通報訓練・消火器訓練・職員のみでおこなう研修など多岐にわたります。開北グループホームでは「食べる」防災訓練として、停電に備えてカセットコンロと炊飯袋を使った食事の用意を練習しました。今回はその結果をご紹介します。
1回目 お試し炊飯
初回はお試しということで、少量のご飯を炊く練習をしました。開北では、普段から水多めで軟飯に近いご飯を用意しており、比較のため水の量を変えた2種類を用意しました。お客様には、火の当番をしていただきました。「懐かしいね、昔はこうやってご飯炊いてたよ」「はじめチョロチョロなかパッパってね」といったお話もありました。
炊きあがったご飯の一部は、お湯を足してすりつぶしました。ペースト食やお粥対応のお客様もいらっしゃるため、非常時でも提供できるかを確認します。
お客様と職員で分けて試食しました。「大丈夫、火が通ってるよ」「かたくないよ、食べやすい」と感想をいただきました。
2回目 大人数の炊飯
2回目はより実践的に、お客様9名分の炊飯をお試ししました。グループホームは最大9名のお客様が入居されているため、1回の食事で2~3合のご飯が必要になります。
片手鍋では一杯になってしまったため、途中から大きな鍋に変更しました。ひと袋の米の量も多かったためか、炊きあがりは1回目より少し硬めで、今回は練習ということもあり炊飯器で炊きなおしてお客様の夕飯に提供しました。
3回目 カレー作り
3回目はさらに実践的に、お客様と一緒にカレー作りをしました。材料を普段以上に細かくして、カレー粉も刻んで袋に入れます。念のため生肉は避けて、ミートボールを小さくちぎって使いました。
カレーは湯せんだけでは中身が混ざりきらず、最後は鍋にあけて全体に火を通し混ぜてから提供しました。ご飯も2回目と同じようにして用意しました。
お客様のコメント
80代女性「これは何ができるの?」
80代女性「昔はこうやってご飯を炊いていたよ」
90代女性「今はこういう(炊飯袋)のがあるんだね」
担当者のコメント
アクタガワでは各施設に備蓄品倉庫があり、数日分の水やアルファ米が備えてありますが、「普段のご飯に比べるとかたい、お粥やペースト対応のお客様はどうするか」というのが課題でした。今回はじめてカセットコンロでの炊飯をおこないましたが、今後も食事レクやおやつ作りで練習して、日常に防災訓練を取り入れられたらと思います。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム沼津開北グループホーム(沼津市)