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開北グループホーム I様のコロッケ作り
開北グループホームでは、「施設だからこそできるケア」と同時に「これまでの(在宅時の)生活のつづき」も重視しています。施設ケアマネが「興味関心シート」というツールを用い、ご本人様やご家族様からの聞き取りも交えて、趣味や得意なこと・今までやってきたことの情報収集をして、ケアプランに反映させています。今回はこうした個別ケアに関連して、I様のコロッケ作りについて紹介します。
コロッケ作りの経緯
I様が入居してしばらく経ったころ、娘様から「母の作るクリームコロッケがすごくおいしいんです」とお伺いしました。ご本人様に聞いたところ、「そんなことを娘が言ったの?」と、嬉しそうにおっしゃっていたのが印象に残っていました。いつか一緒に作りたいと考えていましたが、なかなか機会が持てずにいました。今年3月、娘様が運営推進会議に出席されると聞いて、コロッケ作りを計画しました。
コロッケ作り
材料を買ってきて、前日にI様と一緒にクリームコロッケのタネ作りをしました。玉ねぎの皮むきは、ほかのお客様にも手伝っていただきました。I様は、最初は「味付け忘れちゃったわよ」と口にされていましたが、職員と一緒に手を動かしているうちに思い出したようです。
次の日にクリームコロッケの成形です。I様にお声がけすると、「どんな形か忘れちゃった。お姉さんやってみて」とのことで、クリームコロッケを作ったことがない職員が普通のコロッケの形にしていると、I様は思い出した様子で「クリームコロッケは俵型よ」と、手早く形を整えてくださいました。
油で揚げる際「優しく転がすのよ、あまり触らないでね」など、たくさんのアドバイスとともにコツを教えてくださいました。完成したクリームコロッケは、ご本人様とご家族様で召し上がっていただきました。
お客様のコメント
I様「(コロッケ作り中)キツネ色になったら完成よ、均等に色が付くように転がすの。箸で挟んじゃダメよ、崩れちゃうから」
担当者のコメント
1階フロア担当です。ここでは写真は掲載していませんが、完成したコロッケを持って、ご家族様と一緒に並んで記念撮影をしました。喜んでいただけたようで良かったです。味付けは、思い出すまでに時間がかかり少しだけしょっぱくなってしまいましたが、揚げるのは完璧にできあがりました。ご家族様の思い出の味、次はどのお客様の何ができるのか、今から楽しみにしているところです。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム沼津開北グループホーム(沼津市)