2021.03.20

令和2年度「静岡市介護度改善評価事業」最優秀賞として表彰されました

令和2年度「静岡市介護度改善評価事業」最優秀賞として表彰されました

アクタガワは、静岡市介護保険課が選出する「令和2年度静岡市要介護度改善評価事業」において、効果的な取組を行う改善率上位5事業所に、プレミアムハートライフ小鹿公園前(有料老人ホーム)、ハートフルホーム小鹿公園前(グループホーム)、ハートフルホーム御門台(デイサービス)の3事業所が選出されました。そのなかで、ハートフルホーム小鹿公園前が「最優秀賞」として3月18日に静岡市役所静岡庁舎にて表彰されました。

発表内容

私達はお客様の介護度維持・改善に向けて、3つの取り組みを行っています。

Ⅰ.生活リハビリ (社会参加 ・ 役割の創出)

生活リハ・運動プログラムでADL向上した3つの取り組み ~自信とやる気もアップ~

①アクタガワの生活リハビリとは? (サービス提供に係る取り組み) 

アクタガワでは、お客様の「こうなりたい」「これをやりたい」という希望に沿って個々の能力や状態をリハビリ専門職である理学療法士(PT)・作業療法士(OT)がアセスメントを行い、個別に立案したプログラムを実践するサービスを提供しています。

定期的なリハビリ専門職の関わりに加え、毎日の生活を支える介護職員もまた、研修を経てリハビリの視点を持った上で、立案されたプログラムを実施しています。

取組事例として、家事・手伝いの習慣化です。

食器拭きや洗濯物畳み、食事作りの手伝い等、お客様に出来る家事を行ってもらっています。昔主婦で料理好きなお客様が多く、皆様張り切って家事に参加して下さいます。

最初は職員の声掛けにて行っていますが、次第にお客様の方から「やります。」「手伝いましょうか?」と率先して行ってくれるようになりました。
出来る家事を行い、習慣化することで生活の意欲に繋がっています。

②生活リハビリ検定 1~3級(社内研修) (人材育成に係る取り組み)

  • 介護職員が理学療法士から直接、生活リハビリについての知識を学びます。
  • ・リスク管理(お客様の抱える疾病の理解、介助時のリスク管理)
  • ・身体状況の評価(運動機能の測定方法、ADL(日常生活動作)の自立度を図る尺度:FIM)
  • ・ケアの方法論(ADLとIADLについて、アセスメント方法と動機付け)
  • 職員は3級から取得をし、2級、1級の取得を目指します。
  • 2級以上は筆記テスト、1級は口頭試問があります。
  • 1級取得者には、会社より手当を支給しています。

③FIM(日常生活動作の評価方法) (改善を実感できる評価指標)

FIMは、病院での退院指標としても使用されることの多い尺度で、個々の最大能力でADLを図るバーセル・インデックスと異なり、普段の生活の自立度を図ります。つまり、いつも「している」動作、日常で定着している動作の自立度を見ることができます。運動項目と認知項目に分かれており、総合的な自立度が点数化されることから、ADL評価の中で最も信頼性と妥当性が高いと言われています。全18項目を1~7点で評価し、満点は126点、最低点は18点となります。

Ⅱ.日記を付けて認知症の進行を予防! 

2つ目の取り組みは日記を付けることです。毎日夕食前の時間にお客様に日記を書いて頂いています。様々な活動を行ってもお客様の中にはその日あった出来事を忘れてしまう方もいます。認知症だから仕方がないと諦めてしまうのではなく、その日一日の出来事をお客様と共有するにはどうしたら良いか、そこで思いついたのがお客様に日記を書いて頂くことです。

日記を書く効果とは?

日記を書くことには様々な効果があります。今日はどんなことをしたのか、その時どう感じたのか、また体調はどうだったのか等を思い出しながら書く日記は想起トレーニング(物事を思い出す訓練)になります。脳を活性化し、老化を防ぐことが期待できます。また、文字を書くという事も脳を活性化させます。日常生活で字を書く機会は殆どなくなってしまっています。文字を書くとき、文字そのものを思い出し書くスペースを意識しながら1文字1文字を完成させる作業は、運動神経と連動しつつ脳の様々な機能を働かせます。認知症を直すことは出来ませんが、病気の進行を遅らせる事は私たち職員にも出来るかもしれない、その手段の一つがお客様に日記を書いて頂くことだと思います。

 

日記を始めて4カ月が経ちました。今日の日付と天気、今日の出来事や自分の気持ちなどを書いてもらっています。中には思い出すことが大変なお客様もいますが、職員がヒントを与えながら日記を書いています。あるお客様はその日あった出来事をとても細かく日記に書いています。職員の名前も毎日日記に書き、今では職員の顔と名前を覚え、名前で職員を呼んで下さいます。
ご家族様も、「こんなにきれいな字今まで書けなかった。」と、お客様の変化に驚かれています。

これからも日記を継続し、お客様の小さな変化を見逃さずにいたいと思います。

Ⅲ.歩く機会を増やして筋力アップ

3つ目の取り組みとして、お客様の歩行機会を創出しています。施設内で生活していると、どうしても歩く機会が少なくなってしまいます。下肢筋力の維持向上の為にも歩くことはとても大切です。

毎朝のゴミ出の習慣化

当事業所では歩くことを習慣化する為に、毎朝のゴミ出しと夕方の散歩をお客様と一緒に行っています。ただ歩くだけではなく、ゴミ出しという目的を持って歩くことが出来ています。毎日実施することで、ゴミ出しがお客様の役割となり習慣化します。外の空気に触れることで、気分転換や季節を感じて頂くことが出来ます。お客様同士の会話も弾みます♪

日々のお客様の頑張りや変化が、職員のモチベーションアップにも繋がっています。

私どもはお客様一人ひとりの生きがいを追究し、活動する目的として、社会参加・役割を創出しています。そして、その目的を実現するために日常生活に直結する目標を設定し、成果が実感できるよう身体状況を視覚化して活動意欲を高めています。意欲が高まり習慣化することでお客様のADL、QOLの向上に向けてこれからも支援していきます。

 

 

関連アイコン関連記事

関連記事が見つかりませんでした。