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開北グループホーム 春の運動会
開北グループホームでは、3月下旬に合同レクとして春の運動会を開催しました。ひな祭りをテーマにした4種目のゲームで対戦し、合計点をチーム対抗で競いました。午前の部・午後の部と1日がかりでおこない、盛り上がったレクの様子をご紹介します。
春の運動会~ひな祭りレク~
今回は1階2階混合の2組に分かれて、個人戦のポイント合計数で競うチーム対抗戦にしました。職員のAさんとBさんをチームリーダーにして、組み分けはお客様の身体機能や状況を踏まえて、ゲームバランスが良くなるよう職員で考えました。
午前の部はホーム長の挨拶、両チーム代表のお客様による選手宣誓で開会式からスタートしました。準備体操をして、「ひなあられすくい」「おひな様まきまきゲーム」の2種目で競いました。昼休憩をはさんで、午後の部は団体戦の「ながしびなリレー」、1対1の「貝合わせゲーム」で競いました。最後に合計得点を発表して表彰をおこない、参加賞のおやつ(田子の月と雅心苑の詰合せ)を贈呈して閉幕しました。
ひなあられすくい
ピンク、緑、白の球(新聞紙をお花紙で包んだもの)を、団扇ですくった数で勝敗が決まります。ひなあられの色の意味を皆様に紹介してから競技スタートです。
負けん気の強いお客様、球を並べるのが楽しくなって競技を忘れているお客様、同じ色に集中するお客様と、様々な表情がありました。団扇を持つのが難しいお客様は、職員がお手伝いさせていただきました。
おひな様まきまきゲーム
新聞紙の端におひな様を、反対の端にラップ芯を付けて、自分の方に引き寄せる競技です。芯から新聞紙がはみ出ないように慎重に巻くお客様、素早く・あっという間に巻くお客様、普段の生活では使わない手首の動きに苦戦している様子もありました。
ながしびなリレー
風船に貼ったおひな様を、バケツリレーのように隣の人に渡していき、最後のお客様の手元に来たら折り返し、先に最初のお客様の手元に戻ったほうの勝ちです。
風船が軽く、つかみ損ねてしまうお客様や、手のひらではじくように隣に回すお客様と、こちらも様々な競技スタイルがありました。腕が伸びないお客様は、職員が少しお手伝いさせていただきました。
貝合わせゲーム
貝の絵の裏に職員の顔写真を貼って、同じ顔が揃って1組です。トランプの神経衰弱に似たゲームで、全部で5組あります。普段はマスクをしている職員ですが、貝に貼られた写真はノーマスクです。
「これってお姉さん?」「見たことある!」「オジサンと若いお兄さん」「さっき見たよ!どこだっけ?」等、様々な反応が見られました。職員からも「私はピンクが好き!」「緑がいいかも」「赤い花の方が良いよ」等、ヒントが飛びかいました。
お客様のコメント
90代女性「案外むずかしいね」
80代女性「お姉さん、がんばって」
90代女性「疲れたけど、楽しかったよ」
担当者のコメント
企画担当者です。「吊るしびなってあるわよね。見たことあります?」「流しびなって言うのもあるじゃん」等、お客様と話して出てきたものを色々と調べるうちに、今回のレクを思いつきました。
「ひなあられすくい」は玉入れの要領ですが、いつもの「投げる」動作でなく「すくう」動作をやってみよう、と用意しました。「まきまきゲーム」は、普段の生活リハビリで手の運動をしているお客様にヒントをいただきました。「ながしびなリレー」は、普段ボールや風船で遊んでいるときに考えました。「貝合わせ」は、今回ひな祭りについて調べて初めて知りましたが、いつもマスク姿の職員の素顔って分かるかな、と考え用意しました。
この仕事をして、お客様と話したりしなければ、おひな様の種類や、桃の節句ついて調べてみよう、とは思わないと思います。準備を進めるなかで、当日までは「参加が難しい人もいるかも、職員の運動会になっちゃうかも」と心配もありましたが、いざやってみると、普段は「ゆっくり、おっとり」な皆様のすばやい動きに驚かされ、お客様も職員も賑やかに声を出して笑った1日でした。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム沼津開北グループホーム(沼津市)