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グループホームの夜の介護
自宅でご家族が介護をしていると夜間にご家族のトイレに何度も起こされて大変だったという方も少なくありません。グループホームでは介護職員が常駐して入居者を見守り、日中の様子や夜間の様子を情報共有しています。介護施設での日中の様子は見聞きしたことはあっても、夜間の様子を聞いたことがない方もいるかもしれません。こちらの記事では、グループホームの夜の介護についてご説明します。
就寝介助
就寝介助とは寝る前の準備の介助のことです。就寝介助でやることは①パジャマに着替える、②トイレに行くまたはおむつをしている方はおむつ交換する、③医師や看護師から指示されている場合は塗り薬を塗る等の処置をすることです。介護施設ではご自身でできることはやっていただくことを基本としているため、ご自身では困難なことを支援しています。就寝介助後は居室で休まれる方が多いです。
眠前薬内服
高齢者はなかなか眠れず睡眠薬を飲んでいる方も少なくありません。また、他の薬との兼ね合いで睡眠薬ではない薬を寝る前に飲んでいる方もいます。眠前薬の内服時間は医師に指示された時間に内服していただきます。薬は飲み始めてから効果が一定ではありません。そのため、決められた時間に内服しても寝付くまでの時間が次第に長くなる場合や朝にも眠気が残っている場合もあります。そういった気づきを医師に報告して内服時間や処方内容を変更されることもあります。
トイレ介助・おむつ交換
グループホームでは終日、排泄内容や時間を記録しています。トイレはご自身のペースで行かれる方、職員が誘導して行かれる方がいます。職員が誘導して行かれる方は時間間隔を見てトイレに誘導します。ご自身のペースでトイレに行かれる方が普段より時間間隔が空いている時はお声掛け・誘導することで排泄の失敗を予防しています。おむつ交換が必要な方は定時に職員が居室を訪れて交換しています。
巡回・コール対応
グループホームでは1時間おきや2時間おきに職員が居室を訪れ、入居者の安否確認をしています。当社では各居室にコールを設置し、職員が気づきやすいところにコールの番号が表示されるパネルを設置しています。コール反応がある時はその番号のコールが設置されている居室に向かう仕組みです。また、コールは固定ではないため、入居者や状況に応じて設置場所を変更できます。入居者がコールボタンを押す理由はトイレに行きたいことや話したいことがあるなどです。介護職員はその時々に合わせた対応をしています。
体位交換
体位交換は寝返りを打てない方の体の向きを変えることです。体位交換せず、同じ向きで寝続けることは褥瘡(床ずれ)や体が固まる拘縮、変形の発生要因になります。これらを予防するために体位交換は重要な介助です。
眠れない方への対応
高齢者は寝付くまでに時間のかかる方や眠りの浅い方もおります。睡眠薬を飲んでも効果が出ない、他の薬との兼ね合い等の理由から睡眠薬を内服できない方もいます。入居者が眠れない場合、眠るように促すのではなく、ご自身が落ち着ける場所で過ごしていただきます。例えば、食堂で職員と掃除をしたり、居室でテレビを観たりして眠れるまで過ごされます。また、居室にいることが寂しく、介護職員とコミュニケーションを取って過ごされる方もいます。このように入居者や状況に合わせて対応しています。
アクタガワのグループホームの急変時対応
当社のグループホームでは、夜間の人員配置は1フロアに1人ですが、急変時に対応できるように体制を整備しています。
- ①緊急時対応マニュアルがあり、定期的に研修が行われると共に、いつでも見ることができる場所に保管しています。
- ➁泊りサービスをしている併設している施設や2ユニット(2フロア)の施設では、急変時は職員が連携しています。
- ③夜勤以外の職員が夜間対応者として決められており、急変時は夜間対応者に連絡できる体制を整えています。
- ④訪問診療を担当する、かかりつけ医と24時間体制で連携しており、非常時には医師から直接指示を仰ぐことや、往診を依頼することもできます。
当社ではこのように急変時対応を行っています。
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