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ハートフルホーム城北 生活リハビリの取り組み紹介(小規模編)
ハートフルホーム城北のグループホームには、小規模多機能型サービスが併設しています。今回は、こちらの小規模多機能型で取り組んでいる「生活リハビリ」についてご紹介します。
目次
リハビリ専門職の関わり
理学療法士が指導する毎月1回の「青空体操」
写真は7月末に行ったリハビリ専門職である理学療法士による「青空体操」の風景です。毎週理学療法士が施設に訪問し、お客様一人ひとりの身体の状態を評価するとともに、必要な方には個別の「生活リハビリプログラム」を作成しています。在宅で生活するお客様の身体機能を維持し、ひいては生活の中での生きがいや役割の創出に繋げていくのが「生活リハビリ」です。
外の空気を吸って、気持ちのいい風を感じながらの体操は、いつもと違った気分を味わえます。また、理学療法士による体操効果の解説付きなので、皆様体だけでなく、耳と頭もしっかりと働いている様子でした。
Zoomを活用して行う遠隔体操教室
Zoomを繋ぎ、テレビに映る理学療法士の指導のもと、セラバンドというゴムバンドを使用した体操をしている様子です。県内のアクタガワの別施設とも繋がるので、他の施設のお客様の様子も見ることができます。何も使わずに行う体操よりも、ゴムバンドによる抵抗が加わり、より筋肉に働きかける効果が高くなります。
手指のリハビリ&脳トレ効果の「テーブルリハビリ」
テーブルリハビリとは、作業療法のノウハウを生かし、テーブル上で行える主に上肢機能・体幹機能・認知機能に働きかけることができるアクティビティのことを言います。ハートフルホーム城北でも、いくつかのテーブルリハビリを隙間時間を活用して行っています。
おはしトレーニング
ケースの小部屋に見本と同じ配置、同じ数のカラーボールをお箸でつまんで入れていきます。お箸を扱うのは、実はとても複雑な手指のコントロールが必要です。目で見て左右の並びが同じになっていることを確認するための認知機能、お箸を上手に扱う手先の操作性が必要になるメニューです。
ボビンリバースゲーム
見本カードと同じように色と数字の配列を合わせるゲームです。実は、裏面は全て同じブルーですが、反対の面は三色の違う色にそれぞれ1~6までの数字が書いてあります。これを全て見本と同じように並べるためには、一つ一つボビンを手に取って色と数字を確認する必要があるのです。意外と頭を使うゲームです。
テーブルリハビリはリハビリ専門職が監修
ご紹介したテーブルリハビリの物品は、アクタガワに所属しているリハビリ専門職である理学療法士・作業療法士が監修して作成されています。手指や体幹といった身体機能への効果、記憶やワーキングメモリー、注意機能といった認知機能への効果を考えて作られています。
こうした様々な場面でリハビリ専門職の視点からのエッセンスを取り入れ、ハートフルホーム城北の小規模多機能型サービスでは、一人ひとりのお客様らしい生活を継続していくためのサポート「生活リハビリ」を行っています。
お客様のコメント
青空体操参加者…90代男性「外の風が気持ちいいね。たまには外での体操もいいね」
Zoom体操参加者…70代女性「いつも来てくれる先生がテレビに出てるよ」
テーブルリハビリ…80代女性「ついつい夢中になっちゃうね」「黄色の3はどこだったかな?」
担当理学療法士のコメント
今回ご紹介した青空体操やZoom体操、テーブルリハビリだけでなく、お客様一人ひとりの身体の状態や、ご自宅での生活状況に合わせたアドバイスや福祉用具の選定、個別プログラムの作成なども行っています。グループホームでも同様にアドバイザーとして入らせていただいていますが、小規模多機能型でも積極的に生活にリハビリ要素を取り入れる「生活リハビリ」を実施して下さっています。これからも、お客様に寄り添ったリハビリの提供をしていきたいと思います。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム静岡城北グループホーム(静岡市葵区)