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グループホームの食事|献立の例や食事の役割について
グループホームの目的
グループホームは、家庭的な環境によって、認知症の進行を穏やかにしつつその人の能力維持を目指すことが目的の介護サービスです。能力維持とは、例えば日常の家事の一つである調理をスタッフと共同で行うことなどが挙げられます。また、食事をスタッフや他の入居者様と一緒に摂ることで家庭に近い環境の中で生活することが出来ます。
グループホームでの食事
グループホームでは、原則調理から食事までをスタッフと入居者様が共同で行います。他の介護施設では、食事の調理や支度は施設側が行うため、入居者様が介入する機会がありません。ここがグループホームと他の介護施設との違いの一つです。施設によっては、その日のメニューから入居者様同士での話し合いにより決めることもあります。
献立例
具体的な献立の例をご紹介します。一日三食が基本的な食事の構成となっており、おやつが加わることもあります。日替わりで献立が変わります。
- 朝
ご飯、味噌汁(しめじ、ササゲ)、豆腐のひき肉包み焼き、菜の花のごま和え、あっさり高菜
- 昼
ご飯、味噌汁(じゃが芋、長ネギ)、牛肉コロッケとキャベツ、車麩の煮物(車麩、人参、椎茸)
- 夜
ご飯、味噌汁(かぶ、ワカメ)、キタノメヌケの漬け焼き、白菜の甘酢炒め(白菜、人参)
食事の役割
食事には、栄養を補給すること、生活を豊かにすることの2つの重要な役割があります。
グループホームでは、他者と共同で食事を摂ることにより、コミュニケーションの機会が生まれ、生活に豊かさが生まれます。
食事を摂ることの意味
1.栄養素の取り込みと健康な身体の維持
食事から栄養素を取り込むことで、日々の活動を維持することが出来ます。そして、栄養不足や、カロリー不足に注意し、病気を予防しながら、健康を維持することが食事の役割の一つです。
2.コミュニケーションの機会創出
グループホームではスタッフや他の入居者様と食卓を囲むことで、コミュニケーションの機会が生まれます。コミュニケーションを取ることにより、他者との交流が生まれます。つまり、食事に付随したコミュニケーションの機会があることにより、豊かな生活を実現することが可能になります。
残された能力を発揮する
認知症になり介護が必要になったことから、身の回りの家事全てが自分で出来なくなるとは限りません。その方の残された能力を見極め、最大限に発揮できるように支援することはグループホームの目的の一つです。その一環として調理をすることは、残された能力を発揮する機会になり得ます。
食事の内容や、共同調理については施設によって異なります。ご本人様やご家族様の希望に近い施設を選択することが、より良いグループホーム生活を送るために必要になります。
詳細に関しては、直接施設にお問い合わせください。