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八幡グループホーム ミャンマー講座開催
ハートフルホーム八幡では、職員の中にミャンマーから来て一緒にお仕事をしている職員がいます。今回はそのお二人にお願いしてミャンマー講座を開催していただきました。日本については色々と話すことがありますが、ミャンマーの事を教えていただく機会がなかったため今回イベントを通して職員も含め皆様でミャンマーを知る一日になりました。
目次
ミャンマーのおやつ作り・下準備
日本の食べ方や調理とは少し違っていると以前から職員同士で話をしていることはありましたが、今回はそんな中でもお勧めしていただいたおやつを作りました。その風景をご紹介させていただきます。
ココナッツの果汁を出す
日本ではスーパーでも売っていることがほとんどないココナッツですが、お二人の家には木があり使う時には取ってきて専用の道具で固い殻を割って使っているそうです。まずはココナッツの中に入っているジュースを出す作業からです。加工してあるので、竹でできている固いストローを力いっぱい指して穴を開けて中から出していきます。お客様の力では刺さらず、職員も初めてのことで躊躇していましたが、すぐに刺さり穴が開きました。
ココナッツを解体
中身が全部出たら一番外の固い殻を割っていきます。「どうやったら割れるの?」と心配そうにしていましたが、やはりコツがあるようで大きな音と共にココナッツ同士をぶつけて割っていました。最後はトンカチを使って中の果肉を出していきます。
ココナッツミルクを作る
ココナッツの白い果肉を出して小さく切っていき、それをミキサーにかけて粉々にしていきます。果肉も固い為ここまではお任せしてやっていただきました。終始力を入れて切っている音がして「大変そうだね」と驚いていらっしゃいました。ミキサーに入れて細かくした果肉を絞ってココナッツミルクを出していきます。ミキサーはお客様にお手伝いしていただきました。
少しお味見
※食事中の為、マスクを外して撮影しています。
ココナッツを固い殻・果肉・果汁・ココナッツミルクに分け下準備は完成、今回はココナッツミルクのみ使用するため、ちょっと試しで果汁をお味見させていただきました。日本ではあまり馴染みがないココナッツですが皆様とても美味しかったようで「サッパリしている」「飲みやすいね」とほとんどのお客様がキレイに召し上がっていました。
ミャンマー講座の始まり
お二人はまずロンジーというミャンマーの伝統衣装に着替えて下さり、雰囲気も演出してくださいました。いつもと違う服装でお客様も少しびっくりされていましたが、とてもキレイでした。
もち米を準備
もう一つの材料のもち米を二種類使用していくためお客様にお手伝いしていただきました。黒いもち米と白いもち米を計っていきます。
測ったもち米を洗って準備完了です。適量の水も加えて最後にお砂糖を入れてスイッチONです。あとは炊き上がるのを待つだけと意外と簡単に出来て驚きでした。
ミャンマー語講座
発音や言い方など何をとっても違う為、先生も教えるのが大変そうでしたが、一生懸命カタカナで書いて教えてくださいました。ちょっと難しかったので中でも、あいさつの「ミンガラーバー」と、おやつ作りをしたので、いただきますの「サーバードォメー」と、ありがとうの「チェーズーティンバーデー」、バイバイの意味という事で「タッター」を教えていただきました。手を合わせてミンガラーバーと皆様であいさつをしましたが、なんだかお祈りをしているみたいと不思議そうにされていました。バイバイのタッターはさっそく今日の帰りから使ってみようとおっしゃってくださいました。
記念撮影
最後に記念撮影をしてミャンマー講座終了です。そのころにはフロアーに甘い良い匂いが広がっていました。
おやつの時間
※食事中のため、マスクを外して撮影しています。
ココナッツは少しお塩を入れて、甘いもち米にかけて食べていただきました。ミャンマー式の食べ方はもち米とココナッツミルクを混ぜないで一緒にすくって食べるそうで真似をして食べていらっしゃいました。甘じょっぱくて美味しいようで最後の一滴まできれいに召し上がってくださいました。ミャンマーのお茶はなかったですが、日本茶と一緒に食べるとちょうどよかったようです。
お客様のコメント
80代女性「こんなのどうやって食べるの?」
90代女性「作るのも大変だね」
80代女性「違う国の言葉を話したのは初めてだ」
60代女性「今日からタッターって言うね」
担当者のコメント
毎日一緒に過ごしているミャンマー出身の職員ですが、毎日一生懸命頑張ってくれています。どうしても日本の事を説明して理解してもらおうとしていることが多いですが、こちらもミャンマーの事を少しでも知っていけたらと思い今回のイベントを開催しました。帰り際いつもは「さようなら」と帰っていきますが、その日は手を振りながら「タッター」と笑顔であいさつをしていました。少しいつもと違う事をするのもよい気分転換になるのではないかと思います。
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