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八幡グループホーム 生活リハビリの記録
八幡グループホームでは、日々の活動の中で、ユマニチュードを取り入れながら生活リハビリを行っています。今回は、最近特に頑張って作業をしている2名のお客様の様子を紹介させていただきます。
ユマニチュードとは
フランス発祥のケア技法で、フランス語で「人間らしさ」という言葉で、認知症のお客様のケアをする技法として取り入れています。「あなたの事を大切に思っています」と介助をしながら伝えていくために、①見つめる②話す③触れる④立つの4つの技法を基本にして実践しています。今回紹介させていただく生活リハビリではユマニチュードを取り入れながら行っています。
家事動作
普段は車椅子に座っている方ですが、台所に行き立って、おやつの取り分けや食事の下準備をしていただいています。職員が見守りながら行っていますが、道具も上手に使って下さっています。
こちらの方は、普段独歩で自立されている方ですが、少し高度な作業をしていただくことが多いです。洗濯物を取り込む作業は、高い所から取る為、少し背伸びをしないと出来ない作業で不安定ですが、時々職員が体を支えながら行っています。取り込んでからは他の方に畳んでいただくため、名前を確認しながら分けて下さったりもしています。
調理のお手伝いでは、前回の夏野菜のイベントの時にもありましたが、包丁を使用して食材を切り、炒め物をしていただきます。
園芸療法
外に出て、ウッドデッキにある紫陽花の剪定をお手伝いしていただきました。立ち上がっての作業は、力が必要です。何よりハサミを使って枝を切るのが大変で、力を入れる為に大きな声を出しながら行っていました。また、この時にはご自宅にあった紫陽花の話をしながら、作業を行いました。自宅の事を思い出すことで回想法にもつながり、昔の話も沢山して下さいました。
生活リハビリの効果
グループホームは食事作りを中心に、家事を一緒に行っています。お客様の身体状況により、出来る事はそれぞれ異なりますが、個々に合わせた作業をしていただいております。今回ご紹介した2名のお客様は、生活リハビリを行うことにより、職員が作業をしていると「私がやろうか?」と日常生活の中でも積極的に行動して下さるようになりました。立ち上がって様々な作業を行うことで、トイレや入浴の立ち上がりの際にも足元が安定する等の効果が出ています。
お客様のコメント
90代女性「なにか手伝うことありますか?やれることはやりますからね」
90代女性「もっと体力をつけないとだね」
職員のコメント
介助の中でもユマニチュードの4つの技法を取り入れることで、ゆっくりと穏やかに作業をすることが出来ていると思います。職員の声掛けにより、日々の生活の中のやる気にも繋がっています。
こちらのグループホームは
アクタガワ ハートフルホーム静岡八幡グループホーム(静岡市駿河区)